2010 YAMAHA XJ6 Diversion F
購入から2年弱 走行10000km強 二日間ので940km走ったXJ6デバーションジョンのインプレ
試乗車だったらしい(正確には不明)走行1000km弱で購入したXJ6デバージョンも
10000km以上走破し、自分の手足のように操れるようになってきました。

購入当初は、シフトレバーがとっても堅く、不良品?と思ったのですが
4000kmで自分でオイル交換すると驚くほど軽くなりました。
妻が乗っているNC700sに比べると、いまだに堅いですが、許容範囲です。

先日、一泊二日で940kmのツーリングに行ったので、改めてインプレを。


プレストのイベントや、私の企画したミーティングで、XJ6シリーズのオーナーさんと
情報を共有することが出来ました。

フルカウルは私だけで、皆さんはネイキッド、そしてハーフカウルのXJ6です。

一番の違いは、ミラを倒す方法です。
デバージョンFは内側に倒れますが、ハーフカウルのデバージョンは前後に倒れます。

皆さんが一同におっしゃっていたのは、エンジンの熱が熱いと言うことです。
デバージョンF乗りの私は、普通の走行では、足首からふくらはぎあたりは熱いような
感じはしますが、真夏でもそんなに苦痛ではありません。
フルカウルが上手く熱風を逃がしてくれているのでしょうか?
ハーフカウルのデバージジョンに乗ったことが無いので、違いは説明出来ませんが。

どこかのサイトで、ラジエターの容量が小さいのが原因で・・・・
と書いてあったと記憶しているのですが、
XJ6シリーズは、水温が100℃になるとラジエターのファンが回る設計になっているようです。
問題は、水温100℃になる早さです。
割と涼しい時期でさえ、信号待ちで制止していると、あっという間にファンが回り始めます。
灼熱の夏場なんか・・・
しかし、真夏でもオーバーヒートすることが無いので安心なのですが、
メーター周りから送られてくる熱風にはうんざりします。

さて、先日一泊二日で信州までツーリングを楽しんだのですが、やはりツアラー系バイクでしょうか?
帰宅時の疲れはあまり感じませんでした。


高速道路の快適速度は、80から110Km/hですね。
エンジン回転では5000〜6000回転がパワフルで心地よいです。

もう少しスピードを上げ、回転数が7000回転あたりで、ステップを始め、タンク、ハンドルに
不快な振動が出てきます。

もう少し回転を上げると収まるのですが、快適な安定した走行ではありません。
交通違反にもなります。
110Km/hまででの走行は、フルカウルの恩恵もあり、快適そのものです。

1200ccに乗っているZRX1200の方は、120Km/hと言っていました。やはり排気量の違いでしょうか。



最も気に入ったのですが、今回二日間で1000km弱走って、お尻が痛くなかったことです。
たまたま、私のお尻の形状とシートの形状が相性が良かったのかも知れません。
妻が乗るので、ローシートも購入したのですが、ローシートだと200Km位で
お尻が痛くなり、限界は300Km程度でしょうか?

触ると堅く感じるのですが、私には相性の良いシートです。


燃費についてですが、普段のツーリングでは、大体20〜22Km/Lです。
今回、高速7割 一般道(山道)3割で、平均24Km/Lでした。
このクラスとすればどうなんでしょう?割と良い方でしょうかね。


多くの試乗会で、1000cc超すのバイクにも乗りましたが
酷道、険道をたまに走りたい私には、これが限界のサイズでしょう。
確かに、脳みそが置いて行かれるほどの加速は無いにしろ、
レッドゾーンまで回す状況をたまに作ることが出来ます。(高速などの法廷範囲で)

今回のツーリングを通して、私には理想の相棒だと感じました。

●購入に至る経緯
大型自動二輪免許を取得して二年とちょっとが過ぎ
そろそろ大排気量にバージョンアップしたいと前々から思っていました。
しかし、この不景気の時代。現在4台バイクを所有していること自体が
贅沢で踏み出すことができませんでした。

ショップの試乗会で色んなバイクに乗り、欲しい欲しい病も最高潮に。
さすがに新車には手が届くはずもなく、ネットで調べてみると、近くに
リーズナブルで程度の良い大型車は販売されていません。

そんな折、試乗&冷やかしに行こうとしたお店の手前に、
YSP店(YAMAHAの販売店)があり、
少しのぞてい見ようと「ふら〜っと」入店して、見つけてしまいました。
走行距離わずか985Kmの極上中古車が。




「これだ〜〜」 と思ったのですが、やはり高い買い物。
影の店長とファストフード店で昼食をとりながら。

「あんな中古車、他店に絶対ないで!」 「すぐ売れてしまうのと違う?」
「でも、値段が・・・」



「もう一度ゆっくり見に行こう!」
と言うわけで、YSP店に直行です。

購入の決心をさせてくれたのが、GSX250FXの下取り車の金額。
下取り価格の提示で即決してしまいました。
   まさかの衝動買いです。


今回は色々な排気量のバイクに試乗して、600ccクラス&マイナー車を
次のバイクにと決めていたのですが、結局、このXJ6には試乗せずに
購入に至りました。
ここから下は不定期の更新となります。思いついたとき追記します
(2010/10/25最終更新)
●インプレッション(ここがすばらしい!)
◎:600ccクラスにしては足つきが良く、安心感がある。

◎:中低速よりの出力設定のため、ストップ&ゴーの多い都会の道では快適。
  FZ1より4000回転までのトルクは扱いやすい。

◎:6速 40Km/hからでも実用的な加速

◎:4000回転からは400ccとは比べものにならない気持ちの良い加速感。

◎:中低速よりのセッティングですが、7000回転からの10000回転までものすごい加速(400ccと比べて)
  さすがR6エンジンをベース。

◎:ドンツキもなく快適にエンジンが回転します。

◎:フルカウルのおかげで、雨の日も下半身はあまり濡れません。
  太ももの付け根あたりが唯一雨が当たります。

◎:ワイヤー式のクラッチのため、クラッチレバーが軽い。

◎:標準装備のセンタースタンドは便利です。

◎:17Lタンクなので300Km程度無給油で走れる。

△:逆輸入なのにレギュラーガソリンでOK!
  販売店ではハイオク&レギュラーガソリンどちらでも良いという説明。
  プレストの日本語取説ではレギュラーガソリン指定
  (ノッキングする場合はハイオクと付記有り)

◎:シートが堅く感じるが、300Km程度走ってもお尻が痛くならない。
●インプレッション(ここはちょっと?)
×:水温が信号待ちの時、すぐに100℃になり、ファンが回り暑い暑い。

×:カウルがあるのですが、小さめで伏せなければ効果が少ない。
  伏せれば高速でも快適です。
  オプションでロングカウルがあるようです。

×:足を下ろした位置にステップがあり、足つきが悪く感じる。

×:4000回転以上でタンクに伝わる細かい振動が不快。

×:フックが無いため、ネットで荷物を固定しにくい。
  
△:マイナー車なので、カスタムする車外品が少ない。(これは承知済み)

△:排気音がもう少し低音だと・・音は確かに静かです。

×:シート下にもう少し収納力があれば
  タオル、ETCのスペースはあります。

×:塗装が薄いのか、タンクに傷が付きやすく、ブラックなので目立つ。

×:シート下に収納スペースが少ない(ETCは装着できそう)

△:ハンドリングは、フルカウルのため、軽快とは言うことが出来ないが、
  適度な重厚感である
燃 費

まだ、数回しか給油していませんが、だいたい20〜23Km/L

モデル名 XJ6 Diversion F
年式 2010
仕向地 南アフリカ
エンジン 種類 4ストローク・水冷・DOHC・4バルブ
気筒数・配列 並列4気筒
総排気量 600cm3
内径×行程 65.5×44.5mm
最高出力 57kW(78PS)/10,000r/min
最大トルク 59.7N・m(6.1kgf・m)/8,500r/min
始動方式 セル式
変速機形式 リターン式6段
変則比 1速:37/13(2.846)
2速:37/19(1.947)
3速:28/18(1.556)
4速:32/24(1.333)
5速:25/21(1.190)
6速:26/24(1.083)
一次減速機構 ギア
一次減速比 86/44(1.955)
二次減速機構 チェーンドライブ
二次減速比 46/16(2.875)
気化器 電子制御フュエルインジェクション
燃料タンク容量 17.3リットル
車体 全長×全幅×全高 2,120×770×1,185mm
シート高 785mm
軸間距離 1,440mm
装備重量 215kg
懸架装置 テレスコピックフォーク
スイングアーム
制動装置 油圧ダブルディスク(外径298mm)
油圧シングルディスク(外径245mm)
120/70ZR17MC(58W)
160/60ZR17MC(69W)
その他のスペック イモビライザースイッチ
ハザードランプ
スピードメーター km/h